視察の受入を機に自分を見つめる

ちば女性農業経営者の会の会員の皆さんが、おみえになりました。
パートナーシップ農業の実践と経営参画の内容
弊社の経営の特徴と今後の方向などについてちょっとだけお話をさせていただきました。
皆さん、私よりも先輩の方ですから、とても緊張しました。
これまでの経営や、私と農業の関係について一通りお話をして
農業にかかわるものとして私が考えるパートナーシップ農業のお話を少しだけしました。
私は、男性だから・女性だからという枠にとらわれた考え方ではなく、一人の人として、どんな仕事に向いているとか、どんなことができるかという風に考えます。
弊社ではそのように考え適材適所、それぞれ得意な分野で力を発揮できるようにと仕事の内容などを考えるようにしています。
夫が社長、妻である私が専務という立場で仕事をしています。
家を一歩出ると、仕事モードに切り替わります。
家では、亭主関白ですが、職場ではどちらかが、どちらかに従うのではなくお互いを尊重し合える認めあえる関係でいたいと思っています。
それぞれに、それぞれ任された事への責任もありまうから、厳しい面もあります。
でも、それは会社を運営していく中でとても重要なことですから、どんなに厳しくても責任を持たなければなりません。
「私が男だったら、こんなに気を使わなくても、肩身が狭い思いをしなくてもよかっただろうに・・・」と思ったことがなかったといえばウソになります。
男性の社会の中にポツンと女性が参加することはとても勇気がいりました。
でもある時気がついたんです。
そうやって肩身が狭く思ったり、居場所のなさを感じるのは、自分自身の心の持ちようにもあるのではないかと。
その会のみなさんはとても好意的でした。
社の代表として受け入れてくださっていました。
私が勝手な思い込みをしていただけ・・・と言うことに気がついたんです。
いろいろな研修に参加したり、会に参加させていただくと、なんとなく雰囲気を察するときもありますが、私はそれは女性だからと言うことだけではないと思うのです。
会を重ねるごとに分かり合えると思うのです。人間関係を培ってゆくということだと思うのです。
ぎすぎすした関係から良い結果は生まれにくいと思います。
人と人が信頼し合い、互いを尊重し合える・・・
男性・女性と言う枠を超えた一人の人間としての信頼関係、そういったものがとても大切なのではないかと。
パートナーシップとはまたちがうお話になってしまったかもしれませんが、私は争い事が苦手です。人を押しのけてでも前に出ようということができません。
そういう性格的なこともあるのかもしれませんね。

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